ハワイの人たちが、恐らくAlohaの次によく使うと思われる”Pono”（ポノ）という言葉があります。シンプルですけれどもその意味は深く、自然環境や人間関係、精神・健康状態、など物事が本来あるべき姿を指します。ハワイ王国時代からこの言葉が存在していたということは、すでにその時から森羅万象、人間を取り巻く現象に、人々の意識があったと言えます。そして常にその状態でありたい事を願っていたと思います。

この言葉に因んだ”Hawaii Ponoi”(「ハワイそのもの」の意)というハワイ州歌があります。島民の愛唱歌でもあり、ハワイの人たちを称えた内容になっていて、未来永劫にハワイがハワイらしくであってほしいとの思いが込められています。➡YouTubeで視聴可　　　

コロナ禍になって、ハワイへの訪問者が激減した折、海の透明度が増したとか、木々が美しくなったとか、ワイキキにハワイアン・モンクシールという絶滅危惧種のアザラシが上がった等の話を聞いて、我々ハワイ好きも行かない方が良いかも知れませんね（笑）。

それはともかく、先人の願いを受け継ぐべく、自然環境問題は身近なところからと捉えて、できるところから始めていきたいと思います。