やらかしちゃった劇場第４弾！大ピンチ編 [EPISODE1]　（続き）

絶望しかけたその時です。あまりに呆然として言葉もない我が家族を見て、気の毒に思ったのか大韓航空の女性職員が「間に合えば・・・・ですが今からESTA申請すれば行けるかもしれません」との救いの声。「みんなで行ける可能性」ゼロから３％くらいに。
「エッ！？今から申請できるんですか？」
「ハイ。制度上はできます。」
カミサンと娘の期待のまなざしが痛い・・・・
「それではパソコン貸して頂けますか？」
「それはできません。（ビシッ！！すぐそこにあるじゃんか！）」
「じゃ、どうすれば？？？」
「スマホでもできます。」
「え～、スマホ苦手です。どこかにパソコンお借りできるところないですか？」
「さぁ・・・・探している間に時間きちゃいますよ！」
この人、親切なんだかどうだかよくわからん。(>_<)
フライトまであと20分くらい。ここはスマホで行くしかない。幸い、既にPCで二人分申請しているのでおよその勝手はわかってます。あぶなっかしい指使いでようやく入力完了。通常、何かの購入・入会手続きなどは１発で送信できた試しなし。でも、やり直している時間はもはや無い。どうか１発で通ってくれ！「カミサマ。ホトケサマ、カメハメハ大王様・・・・・」祈るような気持ちで送信すると、いつもは良く目にする赤い文字が出てきません。
「もしや、奇跡が？？？」待つことしばし・・・・・
「ハイ、お通り頂けます。行ってらっしゃいませ！」深々とお辞儀をするパソコン貸してくれないお姉さん。
それから、ホノルルマラソンの練習を兼ねて？飛行機までダッシュ！！
この時に「無理せずハワイ行きをあきらめておけば良かった・・・」と思うハメになるとは、まだ誰も知りません。
その日は朝からいやな風が吹いていました。

[EPISODE2]に続く