やらかしちゃった劇場第４弾！大ピンチ編 [EPISODE1]
その日は朝からいやな風が吹いていたような記憶があります。私は成田発大韓航空の夜一番遅い便を手配していました。ホノルルマラソン参加の為数日休暇を頂くので、ギリギリまで働いて職場の冷たい、あるいは羨望の熱い視線に耐えようと考えたのです。
その日は朝からいやな風が吹いていました。夕方になる前に帰宅する計画でしたが、良くある話でこういうときに限って休み前に片付けなければならない仕事が飛び込んできます。予定より約1時間遅れで退出、（内緒で）駐車していた車に飛び乗って家族と銀座で合流、成田に向かいます。
ホテル・航空券を格安で手配し、苦手のPCと悪戦苦闘してESTAを申請、レストランもオプショナルツアーも家族の希望通り予約したのに、1時間以上待たされた家族のご機嫌は「ななめ」。（このときはカミサンと次女。サブ４ランナーの長女は所用の為お留守番）それで焦ったのか、迂闊にも成田の手前で高速を降りてしまいました。何事も「ぎりぎりセーフ」の私も少々追い詰められた気持ちになり始めていました。その日は朝からいやな風が吹いていました。

なんとか推奨時刻には大遅刻したものの、フライトの40分前に大韓航空のカウンターに到着、荷物を預けて一安心・・・・・のはずが、係の方から「お嬢様のESTAの申請がないようですが・・・・」
実は娘はそのときワシントン大学に留学中で、直接ホノルル入りも考えたけど一時帰国していたのです。で、アメリカの正式なビザがあるからESTAは不要という話だったので、確かにESTAの申請はしていませんでした。ところが、観光目的で再入国する場合は別途ESTAが必要だというのです。「そんなバナナ🍌・・・・」
私の超低速コンピューターが回り始めました。①ホノルルを一番楽しみにしていた娘だけおいて行く。②家族みんなで行かない。③航空券を振りかざしてゲートを強行突破する。
その日は朝からいやな風が吹いていました。（続く・・・・・）

※スミマセン、決して出し惜しみする訳ではないのですが、昨夜ゆっくりですが１５キロ走って朝食まだなのでお腹が空いてしまいました。しばしお待ちください。